2.プロムスとは?


毎年7月〜9月中旬にかけてロンドンで開かれる、ヨーロッパ最大規模のクラシック音楽祭。チケットの値段をなるべく低く設定し一般庶民にも最高の音楽を!というコンセプトで1895年から始まり、今年で111回目を数えます。ハイドパーク正面にあるロイヤルアルバートホールという6500人収容の円形ホールがメイン会場。世界中から著名なオーケストラや演奏家が招聘され、期間中70以上のコンサートが連日行われます。公式ページはhttp://www.bbc.co.uk/proms/

衝撃の料金システム
円形劇場なので、計6500席の客席は、1階のアリーナ部分、2〜4階の椅子席とボックス席、そして最上階のギャラリー(バルコニー部分)に分かれています。PROMSでは、通常メインの客席部分となるアリーナの座席が全て取り払われ、立ち見席となります。椅子席は、通常のクラシックコンサートのように数千円するのですが、このアリーナ立ち見部分とバルコニー部分の合計約1500席(といっても席はないが)分に限っては、なんと破格の4ポンド(約800円)で、当日ホール入り口に並んで買うことができます。メイン会場のロイヤルアルバートホールの裏には、連日、この当日券を求めて並ぶ長―い列が、開演数時間前から出来、最終日などは、前日から寝袋を持って並ぶ人もいるという噂。(実際殆どの日は、開演ギリギリ前に駆け込んでもバルコニー席であれば余裕で入れるようです^^)・ どんな格好をしていってもOK
クラシックのコンサートというと、何を着て行ったらいいのかわからない・・、スーツとかワンピースじゃないといけないのかしら・・というような声を良く聞くけれども、PROMSに関しては、そんな心配は一切なし!キャミソール、ジーパン、最終日に関しては様々な仮装衣装まで、ホントなんでもありです。特に、4ポンド当日券の為に外に並ぶ時は道路に座り込んだりしなきゃならないので、むしろジーパンとかの方がいい位。ギャラリー席も地べたに皆座っているので、スーツとかのフォーマルだとかえって浮くかも(笑)

「ごろ寝」でおつまみとワイン片手にクラシック??
総立ちのアリーナ席ももちろんですが、それ以上に、通常のクラシックコンサートではあり得ない異空間と化しているのが、最上階のギャラリー席。このバルコニーからホール全体を見渡せる回廊部分も、4ポンド激安チケット専用スペースです。ここは、下の階や客席からは殆ど見えない部分なので、どんな格好をして聴いていても周りから気にされることのない極楽ワールド。シートを持ってきてお弁当を広げて食べているグループもいれば、大の字になってごろ寝している人たちも多数。本を読みながら聴いている人、壁にもたれかかってのんびり聴いている人、皆思い思いの聴き方で、音楽を楽しんでいます

最終日はお祭り騒ぎ
毎年PROMS最終日のコンサートは、後半から毎年定番の人気曲がずらりと並び、会場全員で歌ったり踊ったりのお祭り騒ぎとなります。演奏される曲はもちろんクラシックなのですが、観客も乗りにのって、手を叩いたり、笛を吹いたり、完全にロックコンサートのノリです。特にエルガーの「威風堂々」を、5000人の観客全員で合唱する様子は圧巻。最終日のコンサート、「プロムス・ラストナイト」はNHKのBSでも毎年放映されるので、その様子をTVで目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
前置き&解説はこの位まで・・。
次回はPROMS参加1日目のレポート「初PROMS!アリーナ立見席体験」です。


その次の記事【3.プロムス体験レポートNo.1 】を読む。
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